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縁日からの脱出 世界観やその後を考察3

投稿日:2018年2月12日 更新日:

世界観考察についてはこちらから!
このページは、ゲーム終了後のストーリーを勝手に妄想した結果を垂れ流しするコーナーです。

トゥルーエンド後の話として読んでくださいまし。
1話】はこちらから!



【2話(最終)】

屋台通りを歩くと、美味しそうな香りが漂ってくるけれど、食べては駄目だとあの子は言っていた。

あの日、私が持っていたラムネを飲んでしまった女性は、この世界に完全に取り込まれてしまったから。
きっと、この世界の食べ物を口にしてはいけないというのは、そういうことなのだろう。
では、あの子は?この世の物を口にしたことがあると言っていた…。

「じゃあ…やっぱり……」

首を振って、いやな考えを払拭する。
今はとにかく、あの子を探そう。

それにしても、以前よりも人が増えた気がする。
面をつけているから判別がつきにくいけど、あの時と同じ人物もチラホラ見受けられた。

輪になってビー玉遊びをしている女の子たち、屋台の食べ物を食べ比べする男の子たち、休憩所では談笑しながら団扇をあおぐ大人の姿が数人あった。

「待テヨー」
「アハハハハ…」

パタパタと私の脇を掛けていった彼らを目で追う。
人のようで人でない彼らの足元は薄っすらと透けていて、どこか不気味な笑みを浮かべている。

私は歩みを早めて先を急ぐ。
さっきから、自分の顔を忘れそうになる…長居は出来そうにない。

門をくぐり、一番奥のお堂まで辿り着いた。
あたりを見渡すと、お堂の後ろでうずくまる影。

あの子だ。

「…ねぇ、帰ろうよ」

私の声に顔をあげた彼には、あの日とは別の面が被さっていた。

「……誰?」

ゆっくりと立ち上がりながら、男の子が私に向き直る。
月日をまたいだのにも関わらず、背格好が変わらない彼と比べると、私は随分と背が伸びてしまった。

「あなた、自分の顔を思い出せる?」
「自分ノ…顔?」

確か、最後に本当の顔を完成させて渡したはず。

「よク分かラナイけど…。これノことカ?」

男の子が懐から取り出したのは、あの面だった。
もうそれが何なのかも分からなくなっているのに、大事に持っていてくれたのね。

以前この世界に来た時に、キーホルダーを探している子がいたっけ。
自分のイニシャルがついているから?と聞いてもよく分かっていない様子だったけれど、持っていると安心すると言っていた。

「そう、それよ。それがあれば帰れるわ。今度こそ、一緒に帰ろう」
「……帰ルって?」
「帰りたくないの?」
「…分かラナイ……」

もう遅かったのだろうか。
改めて彼の持っているお面をよく見ると、一部が欠けてしまっている。

「この欠けた部分は?」
「知ラない。気付いタら、コノ状態ダッタ」

どういうことかしら。
私が帰るまでは確かに全ピース揃っていたのに。

「大丈夫。きっと見つけ出せるわ。私も手伝うから」

男の子はお面を見ながら首をかしげている。

本当にお面の欠片を見つけられるのか分からない。
ましてや、帰りたいという気持ちさえも忘れてしまった、この男の子に私は何をしてあげれられるのか。

それでも、今度は私がこの子を助ける番。

私自身も面を忘れてしまわないように気をつけながら、彼のお面を完成させないと。

こうして、この世界での縁日を再び"楽しむ"ことになったのだ。

【終わり】

お粗末さまでした…。

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